2023年10月28日
県議会川内原発20年延長の是非を問う「県民投票」条例案否決！
鹿児島県議会は26日、九州電力川内原発の運転延長を問う県民投票を実施しないと決めた。臨時会最終本会議で議長以外の50人が起立による採決で否決した。
賛成11（県民連合7、共産党1、無所属3）
反対39（自民党、公明党、無所属3）
条例制定を直接請求した「川内原発の20年延長を問う県民の会」で署名活動に参加し、議会傍聴に参加した多く県民から期待していただけに残念な結果に憤りの声が上がった。
福司山議員（鹿児島市・鹿児島郡区）
県民連合修正（条文不備分）動議提案否決
〇投票方式を賛成・反対の二拓から「わからない」を加えた三択
裁決の前に、自民党を除く3会派（県民連合、共産党、公明党）無所属2人の5人が賛成・反対の立場で意見を述べました。
＜賛成＞
＜意見要旨＞
県民連合 秋丸健一郎議員（霧島市・姶良郡区）
・県民連合の修正案は賛否以外の選択肢も設けた。県民の意見を把握する意味で実施すべき。
共産党 平良行雄議員（鹿児島市・鹿児島郡区）
・投票実施を多くの県民が求めている。県民投票は知事がマニフェストに掲げたことで投票した方もいる。議員は県民の思いを受け止めることが求められる。
無所属 小川美沙子議員（鹿児島市・鹿児島郡区）
・住民自治の原則に立つことこそ、県議会がとるべき態度である。原発は県民の英知で止めるために、県民投票の実現を求める。
無所属 岩重仁子議員（鹿児島市・鹿児島郡区）
・連合審査会で参考人は国策だからこそ意見発信をすべきと言われた。県原子力専門委員会の意見が集約されたとして投票不要と言われるが、複数の委員からは報告書は不十分としている。マニフェストに通りに実施して欲しい。
＜反対＞
＜意見要旨＞
公明党 松田浩孝議員（鹿児島市・鹿児島郡区）
・県民に二者択一の選択を求めることは慎重にあるべき。知事が県民投票をマニフェストに掲げたことが大きな勘違いを生んだ。
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